Jリーグ J1 第16節 ジュビロ磐田 VS セレッソ大阪


2度目のヤマハスタジアム。前回はサンフレッチェ見にきたんだっけ。


前半20分くらいまで・・・凄い集中しててイイ試合になりそうだなって気がしてた。

ジュビロは試合開始早々からセレッソよりも一足早いプレスで、セレッソを自由にさせない。攻撃でも前の7人が走り回って数的優位を保ち波状攻撃をしかける。

おかげで家長・乾にボールが入らない。
マルチネスにボールが回ってこない。数試合スタメンを外れただけでこんな扱いされんのかねというくらい。

サッカーって怖い・・・。



この前半20分くらいまでに点を獲れていれば、ある程度ボールを回すことのできるジュビロは試合を支配できていたかも…しれない。

駒野のゴールに向かったピンポイントクロスからのヘディングシュートをジンヒョンが超スーパーセーブ。あーここでターニングポイントなんかなーと思ったら、そのまま最後まで行ってしまった。

試合中、何回かあったチャンスをはずすとセレッソジュビロのスピードに慣れてくる。そしてガクンとジュビロの運動量も落ちてしまった。

そこからはずっとセレッソが試合を支配した。


一点目のコーナーからの高橋のヘディングは上から見てたら、そこだけ頭一つ抜き出て見えた。この人のディフェンス時のヘディングクリアも粘り強いが、セットプレーでも存在感がある。

丸橋のコーナーキックはお見事と言うだけ。よく曲がる。

2点目は後でテレビで確認したらバウンドもうまく作用してたけど、それでもあのペナルティー前のスペースで自分の間を作った瞬間に乾は足を振り抜いていた。

今年何度も見た香川の切り込んでからのシュートとシンクロした。
自信がそのままプレーに出たようなシーン。

3点目は笑っちゃうくらい圧巻。相手のチャージをもろともしないアドリアーノが強引にシュート。ボールはポストからキーパーに当たってゴールへ。

アドリアーノはこの日もパス出せよ!って場面が何回かあったが結局結果でチャラにしてしまう。そして自分が必要とされるのはゴールだけだということに迷いがない。ついでに言うとアドリアーノは相手より離れた位置にいても、追いついてしまう。この1トップの前線からのチェイスは本当に守備に貢献してる。

セレッソのゴールはどれも簡単なシュートじゃないし華麗な崩しでもないけど、シュートしなければゴールは奪えないことがよく表現されていた。


対してジュビロ

ジュビロは第一選択肢がパス。怖さがない。



繋いで繋いで繋いで繋いで…誰もフィニッシュしない。誰かがどフリーになるまで打たないって決めてるみたいで。でセレッソの集中は切れなくて結局決定的チャンスは前半後半一回ずつくらいだった。

それは駒野のゴールに向かったピンポイントクロスと後半のミドルシュートだけ。ここまで打たないとメンタル面でなんかあるのかなと思ってしまった。

まあ那須センターバックだったり慣れない布陣だったのかもしれんが。

キーパーは川口にした方が良さそう。
プレーに落ち着きがない。

それから松浦がベンチにもいないのが寂しい。
あのファンタジスタがコンスタントに活躍できれば、というか松浦が崩して前田が決めるサッカーが見たい。