J2第7節 ファジアーノ岡山VS松本山雅


とても興味深い試合だった。
関心は松本がどこまでやれるチームなのか。

ラスト十五分。見応えあったなあ。なかなか後半交代してもペース取れないなかで、少し岡山の動きが落ちてくる。
交代で入った木島が単独突破できる状態に。
サイドから崩せるように感じられる。
そこで、大橋を投入して、弦巻と2リベロ的に。センターバックの飯田は攻撃時はトップに上がる。
単純に塩沢と飯田に当てても植田に跳ね返されるって読みかな。
パワープレイはしない。
大橋と弦巻が穴を探すが中々見つからない。


でも木島兄弟が揃った後、数分だけトップからバイタルの中で五人の松本選手が出入りしてポジションチェンジするシーンがあった。あれは二分くらいかもしれないけど。
岡山も足が止まりかけていたからあり得る話だけど、
前のイメージではこんな動きはまずなかった。
連動しても三人がやっとで。
最初から木島兄弟がスタメンでいいような気がするけど、しっかり為を作るゲームがしたいのかな、反町ッスは。ただ今日の塩沢では、ちょっと次は期待できないかな。ほとんどポストプレイできず。

しかし面白いくらいに、松本は前半二十分くらいでチェイスがゆるくなって岡山に主導権渡してたけど、そこまでと、後半の何回かは自分達の時間帯を作れていたのは、また見たいと思わされた。
ボランチが固定できれば、だいぶ落ち着くんだろうけど、バランスのいい人が
いないのかな。20番の彼は呼ばれないんだろうか。
弦巻、大橋で90分ボランチはまあ無理なのは当たりの弱さ的にわかったし。
大橋が一回だけ縦にキレイなフィードを塩沢に入れてファールを取ったシーンは素晴らしかった。あれが試合を通して何回も出来る練習をしてほしい。あれは出来そうで出来ないチームがほとんど。
あとはサイドで左右どちらかは少しでも一人で仕掛けられる人がほしいけど、まあいたら出てるんだろうけど。
残念なのは、最後の五分で強引に押し切る力が松本になかったこと。ほとんどの試合では負けてる方が最後押し込むものだけど、そこでどの時間帯で繋ぐのを辞めるとか、見えない感じがした。


久しぶりに反町ッスの腕組みを生観戦。言葉のある監督だから気になっていたけど、新潟、湘南でそこまで気にしてたわけでもなく。
とにかくサイドバックが縦に放り込みするだけのサッカーから変化させていることは素人目にもわかる。
岡山も松本も降格を見据えて戦うわけだから、J2は緊張感出て来ていいかもしれない。

この試合で一人だけJ1クオリティな岡山の川又さん。ポストプレイから、裏取りから、シュートから見事、だけど、新潟でスタメンも張ったわけで当然なんかな。あのゴールで、去年まで岡山のFWになかった、ディフェンスを外して、自分でスペース作ってフリーになる動き。
松本は川又にはマンマークだよ、でもそこまで出来るもんでもないか。
岡山も相変わらずど真ん中でボールを持てる選手がいなくて苦労してるか。
妹尾が溜めて、サイドから上げまくれば川又が何とかしてくれそう。
しかしチアゴと川又の揃い踏みとかめちゃくちゃ見たいなと。
ただ今の感じだと、上位相手には守れない感じはする。3バックにこだわる理由がないようにも思うが。