怒りの西京極。 J1 第17節 京都サンガ VS アルヴィレックス新潟
帰る間際、京都のサポーター席にいた一人がボソっとつぶやいてました。
「金の問題やない。
一人一人が走り負けてるんやから。。。」
その通りの試合でした。
何度か見に来てるうちに、なんだか西京極では、サンガびいきになってしまうんですが、それにしても、チームがまとまっていない。
もうスタメンを大幅にイジル時期に来ている。と思う。
試合開始から10分はいつもいいんだよね。
この日もいきなりカクテヒと増嶋が同時に最前線まで上がっていったりとか、相手をいきなりドツイていた。でもそこまでで・・・。
先発のディエゴ・ドゥトラは相変わらず、玉離れが悪い。だけならいいけど、特にディエゴはこの日もバックライン近くまで下がってきて、特にどうこうすることもなくパスして上がっていくシーンが多かった。
ボールを持って一人二人抜いていくならいいけど、これではチームのリズムを崩すだけに見えた。
確かに一発の魅力はある。
ただそのシュートも枠に行くことが少ない。
試合開始直後はCFの位置にいたのに結局下がりまくるってことは、秋田の指示を守ってないってことじゃないのかな。
ディエゴの下がったスペースに他の選手が上がることも少ないから結局後ろでまわしているだけになる。
この日、印象深かったのは、右サイドを任させた増嶋。
タイミングよく味方からボールの来るタイミングで上がっていた。
クロスの精度はないけど、ボールの軌道が割と不規則だから相手も味方も戸惑っていて、それが何度かチャンスになりかけていた。
でも、秋田は増嶋を途中交代してしまう。
なーんかチグハグやなあ。と。
それから、後半25分くらいで、カクテヒをCFに据えるという面白い策を取ったのに、そこから急に丁寧に繋ぎだして、確かにサイドからクロスしないと、難しいのはわかるけど、カクはトゥーリオばりに真正面のフィードにも勝てて落とせていたんだから、多少強引でもボールを放り込めよ!ってばっかり思ってみていた。
残り5分で2点負けててもまだ、丁寧に繋いでいる。
チームリーダーが不在なんだなと思うし、
なんで秋田の意思を尊重したプレーができないんだとも思う。
で、だから最下位なんだなって思った。
ほんま個人能力の比較なら決して新潟に劣ってないと思うんだけど。
15節で考えたサンガの布陣。
平井
渡辺 水本 増島 中村
安藤
角田 柳沢
加藤 ドゥトラ 宮吉
変えます。
水谷
増嶋 水本 カク 渡邉
中山
宮吉 柳沢 中村
ハウバートダン 加藤
とにかくまずは中盤でボールを落ち着かせること。
柳沢に上がりすぎずに、前線4人にボールを預けるまでを担う。
宮吉・中村はとにかくサイドで勝負する。
ハウバートダンは見たことないけど何となく。
とにかくまだ半分残っているんだから、できることをやってほしい。
というかこんだけヤバイ状況で誰かが本気で変わりはじめなきゃ、それはこの日金払って見に来たファンへの冒涜だと。
チームがもっと破綻したとしても、ディエゴにただボールを預けてしまうのではない、別のプレーの選択肢を全員が持てれば。
さて、新潟ですが。
マルシオリシャルデスがヤバイらしいとは聞いていたけど、本当にやばかった。
京都と新潟の差はエースの差のようにも思えた。
ミスがなく一人だけ2プレー先まで読んで動いている。
そして圧巻の直接コーナーからのゴール。
退場者が出て10人になってからも常に一人で二人を相手にして負けない。
京都が弱いだけじゃなく、新潟は強くなってる。
まあしかし、新潟の前4人は今の時点のJリーグでもかなり強力な4人だと思う。それだけでも見に行って良かった。
この日の観客は6千人台。ちょっと土日のJ1では聞いたことない数字。
京都のファンは熱いぶん、結果を出さないと離れていくのも早いのかもしれない。
そんな時でも、声を出し続けていたほんとに一部のサポーターに応える試合をすること。つまり走り勝つこと。そして走る気持ちを秋田が植えつけること。切に望む。
今週はセレッソとのホームゲーム。変われるかサンガ。