J1 第2節 名古屋グランパス VS 川崎フロンターレ

豊田スタジアム デカ! 見やす! 雨の日も安心!

日本平でも感じたが、サッカー専用スタジアムと陸上競技場では10倍はプレイの体感温度が違うし、きっと選手のノリが違うのではないか。

実際今日も名古屋サポの声の反響がハンパではなく(屋根閉鎖も影響しているが)、なんだか声の波のように感じた。

この試合、主導権の動きとキーマンばかりが気になった。

開始からすぐに3点入るが、前半30分頃まではどちらもパンチの打ち合いというかノーガード戦法というか、
個人の力でこじ開けまくりで、1プレイ毎に流れが移ろい続けた。

その後前半の後半は川崎がペースを握るまではいかないが、名古屋は攻め手を失う。
その中でも金崎だけは一人必ずクロスを上げるか、コーナーを奪うという活躍。
この人こんなにスピードあったんだな。大分のFWの時も良かったけど、とにかく前にスペースを造ってあげれば、一人で局面打開できる力がある。

そして前半のキーマンは稲本と谷口のボランチコンビ。

特に稲本のボール奪取、そこまでの予測能力、そして奪ってすぐのドリブル&展開と、決して試合を支配はしていないが、

相手に支配させることはないという、どう考えてもチームに一人必ず欲しい選手であることを実証、というかこんなに綺麗に身体ねじ込んで盗る人あんまりいない。

谷口も相変わらずの安定感というか、プレイに波がないのがいい。開始直後のシュートがキマってれば最高だったが。

稲本と谷口のようなコンビを代表にオプションというか、実際オランダとやる時には必要なんじゃないか。

長谷部&遠藤(or憲剛)はいいに決まってるが、ほんとに勝点1奪うなら相手を消しまくる、かつシュートまで行けるこのコンビは活用したい。

後半。稲本が謎の交替。怪我?

そんなこんなで川崎は相変わらず前の3人だけでフィニッシュする体制。
そういえば両チームともサイドバックが絡んでない気が・・・。

名古屋の田中は小川・金崎がタメるタイミングでよく上がれてたけど。とにかく何だか、ああ崩したなあというのがない。
個の力で一人抜いてから何かを仕掛けるという応酬。

で、ボール奪取率が下がったからか、名古屋が押し込みはじめる。
そんでそのタイミングでブルザノ兄さん登場。去年後半のイメージだと期待できないよ。

ボールまわすならサントスのボランチでもええんちゃうの。

しかし、期待は裏切られ、ブル兄さんキレキレ。
というか、プレースキックの精度高すぎ。しかもカーブ・ストレート・カッティングキック使い分け最高。

さすがレッドスターのスターやわ。

で波状攻撃から同点。

後半のほとんどの主導権は名古屋。川崎はどんどん攻めれなくなる。
2−2からも名古屋が支配する展開。

しかしある一瞬、ボールが川崎に渡った時、

木村だったと思うがシュートでフィニッシュした後から、

川崎がボールを繋げるようになった。


主導権が50:50に戻った。


そしてロスタイムに、簡単なクロスから、コボレ玉に最速で反応したのはチョンテセ。
凄いとしかいいようのない反転シュート。体幹か・・・。

でも結局今日、チョンテセずっとロングボールに競り勝つか、最低でも五分五分で味方に渡していた。

対して、ケネディはまずボールが入らない。もっとケネディ頼みからの展開でもいいと思うが。


そして。やっぱりの去年からの大問題。それは小川の起用問題。

やっと中でトップ下で飛び出す姿を見られたのに。簡単にサイドバックなんかに何で下げるんだろう。
そして器用に出来てしまう小川。でも小川のいいところって、2列目から風のように突っ切るところなんじゃないだろか。

サイドに張らせるタイプじゃない。
自由にセレッソ森島のように縦横無尽に動くところが見たいよ。


小川を代表に送れないとしたらそれは名古屋というチームの問題だと思う。


やっぱりサントスのボランチ復活だめなのかなあ。

あと寺田のリズム味があるんだけどなー。


しかし日本人て最終ラインからのフィード蹴れる選手おらんなあ。



今週の代表で見たい選手

稲本&谷口(呼ばれてないのが意味わからん)

黒津 うーんコンディションいいとこんなに早いのか。突破力買い。

金崎 今日のスピードなら南アに行かないのはありえない。交替枠で活きる。