2010開幕戦 サンフレッチェ VS エスパルス

3時間30分かけて広島へ。

久しぶりのビックアーチ。遠いが待ち遠しかった。

今日の楽しみは、柏木の抜けた広島がどんなサッカーをするか。

繋ぎまくる去年と同じなのか、変えてくるのか。

そして小野伸二

去年日本平で見た、全く中盤のないサイド一辺倒のゲームから

エスパルスが変わるのか。

試合が始まってすぐ、小野がトップ下、4トップ状態。

長谷川監督の意気が伝わる。使うならそれしかないわ。

対して広島。去年と同じ1トップフォーメーション。2シャドー。

更に中島兄さんがボランチ、ストヤノ兄さん復帰。

前半は広島が繋ぐ繋ぐ展開。

確かに今年も面白い。笑かしてくれるくらいDFからワンタッチプレイ。

全員のやるべきことへの意志統一。そして、ああこういう練習してんだな、というのがすぐわかる。

清水。去年と同様。サイドばかりで縦に入らない。ヨンセンの高さ活きない。ていうか

岡崎が真ん中でボールに触れない。意志が感じられない。

しかし広島も佐藤寿人にボールを入れるのはストヤノ兄さんだけ。

シャドーの高萩・森崎が寿人に入れられないのか見てないのか。

さらに特筆すべきは、清水左サイドバックの児玉。初めてみたけど前半途中から山岸を抑えて

上がりまくり、というかボールが集まってくる。そこからのアーリークロス

全盛期の村井を彷彿とさせた。決してキレイではないけど予感を感じるクロス。


そして前半小野は存在感だけが際立つ。周りが小野にボールを集めていない。


後半、広島の課題。前半のクオリティーを保てない。つまり後半も繋いでスキを見出すサッカーが出来ない。

ますます佐藤にボールが入っていいキープをしても、押し上げ追い抜きがないから、

バイタルエリア侵入前に潰れる。

だんだん清水がシンプルなサイド攻撃を繰り返す。でも児玉が交替した。

うーん予定通りとしても、交替した太田が突破力あるとしても

?が残る。藤本やヨンセンを替えてもよかったのでは。

そして小野が不気味にトリッキープレイを見せ、

広島がクリアだけになり、



小野がやたらとファールの度にボールを急がせ、ボールを取りに走り、



小野のタッチ数が、というか小野が2.5列でボールを散らしはじめた時、

右サイドのフリーキックから同点。

広島は柏木がいなくなったままで、プラスαをまだ見つけていない。

前への推進力がない。森崎和は下がり過ぎないポジション取りながら前にも行くことは

ほとんどなかった。

ただ横竹をあくまで使う姿勢に恐れ入る。去年の中島があるから今日のスタメンだと思う。

そして小野。清水で見るからに勝ちたいオーラが最上段からでも感じられたのは

小野がリスタートボールを奪うように追いかけていたから。

あの姿勢がなかったら最後の点はなかったように感じてしまった。

運動量も少なくなったし、アウトサイドキックのミスもあった。

でも、小野と岡崎がはまったら、凄いことになるかもしれない。

ああそうだ、今日は槙野が上がらなかったな。


日本代表に推薦
清水 児玉
広島 森崎浩 一度ボランチで見てみたい。リズム感が出る。