J1 第2節 ヴィッセル VS サンフレッチェ
ホームズスタジアム。空いている。だから見やすい。
お客の品がいい気がする。
サポーターもなんか暖かい。のと神戸ってやはりいろんな想いがあるような感じがする。
結果的にヴィッセルは去年テレビで見たままで、
何か具体的に俺達はこの手法で相手を攻略するんだというものが、
試合を通じて感じられなかった。
前半は4トップが前線に張り出すもそこにパスできる人がいない。
結局バックラインまで押し込まれてロングフィードを放り込む時点でパス成功率は50:50まで落ちる。
広島は良くも悪くも中島の試合に見えた。
前半の前半。中島はボールが落ち着かない。去年終盤の最終ラインから一人二人するすると抜いていく飄々さがない。
またどうしても柏木と較べてしまうが、
動く範囲がセンターサークルから10m直径を伸ばした範囲くらいで
ストヤノフ・森崎和からの縦パスが受けれない。
柏木の場合、まあ柏木シフトだったとしても
バックラインから両サイドワイド、でトップでゴール前に飛び出すまでと
調子のいい日は全員とポジションチェンジしてんのか、と思うくらいの可動域だった。
いや中島に同じことは求めないし、玉際での勝負強さは感じたからこそ、
うーんもしかしたらグアルディオラばりに真ん中にドンと構えて、周りに
パスを散らしまくるスタイルもいいのかもしれない。
そんな中島が先制点を決めるんだから本当にオモシロイ。
あ、そうだ。ポポだポポ。
サイドに張らしてるけどこの人こそ自由気ままにワントップで1対1で走らせて
そこに後の3人くらいがリアクションするくらい極端なやり方もあるんじゃなかろうか。
そして後半。ポッティ登場。この人がボール持つだけで雰囲気が違うし
ボールが確実にスピーディに周り出す。
大久保も後半から。あんまり代表でイイ動きとは思うことないけど
やはり神戸の他の選手とはボールキープからの抜け出す意志が違う。自信持ってる。
そして一人でもシュート打つで、っていうのが見てるだけで伝わる。
だからこそPKまでの波状攻撃(現実にはセカンドボールに広島がアタックできなくなっただけのようにも見えたが)が生まれのでは。
あ、そういえばその前に広島のイメージ通りのサイドチェンジ&ピンポイントクロス&ピンポイントボレーがあったんだった。
いやこの流れだけで3000円の価値あるよ。
そんな高萩が怪我してまうのは余計だが、ここまで選手揃わない中でのマネジメント力は大いに注目やね。
まあなんせ前半からよくワンタッチで崩して、槙野も上がって、森脇はポポを抑え、山岸はストヤノフに認められてパスが出て、何より今日も佐藤寿人は少ないチャンスで、少ないポストプレーでほとんど圧勝していた。
この人が代表で少なくとも3番手に入らないのはおかしい。
全ての流れが広島に来ていた。でもPKまでの20分。神戸が支配していた。
そしてPKで1点返したあとすぐ、その流れを放棄した。
ポッティ退場よりも落ち着いてしまった感じがする。
そのまま広島がしのいで試合終了。
広島は清水戦よりも残り15分も自分らしく繋ごうとする意志が見えた。
でありつつストヤノフはゴールへの最短距離を目指した。
願わくば、残り15分で周りを怒鳴りつける・相手の出所を抑える選手が欲しい。
浦和から柏木の替わりに、鈴木をレンタルしてもらえないだろか。
神戸にやってほしいこと。
大久保とポッティが90分無理なら、二人で90分で十分闘えると思う。
そしてコンディションが整えばポッティ、大久保併用の、2トップで十分だろう。
次節、高柳がどこまでやるか期待。
今日の代表で見たい選手
神戸 石櫃 いやいつもイイクロス上げてるよなー。
でも4トップだとスペースなくて可哀想。