ACL ガンバ大阪 VS 済州ユナイテッド
済州のオレンジがまぶしすぎる。
11,000人だけど、メインとバックスタンドはほぼ満員マーク。
済州のサポらしき人はいません。。。
序盤済州が前掛かりにガンバを押してたのは15分くらいかな。
最初はブラジル人FWのテクニックに戸惑ってる感もあったけど、慣れたら大丈夫よ、という感じに落ち着いた。
済州は早いうちにパワープレイに切り替えたほうが面白かった気もするが。前半の後半以降はバイタルで前を向けることがなくなってしまって攻め手がないなーという。
後半強引なフィードの落としから1点追いついた時点でどう攻め落とすか決めてない感じで、またガンバにペースを渡してしまう。
ゴリゴリにフィジカルで押してこられた方がガンバDFにはプレッシャーのように見えたけども。
で、この試合で印象深いのはサイドバックのお仕事。
サッカーにおいてサイドバックにセンスがあるかないかでこんなにつまらなくなるのか、と思い知らされる。押し上げのタイミングとかクロスの精度とか、ドリブルの仕掛け方とか。
加地さんと安田のサイドバックコンビって、今思うと相当贅沢やったんやな。
しかし漫然とサイドにいるのと、ボールを引き出すようにかけあがるのは全く違う。
後半出てきた加地だけは両軍のサイドプレーの中で格が違った。
3人目の動きはこうするんだよという動き。
スペースを空けておいてそこにパスを出させる動き。
クロスもショートとロングと、浮かせてグラウンダーでを使い分け。
しっかりと味方のいるポイントに蹴り分ける。他の選手はほとんど味方のいる場所に蹴れてないのが悲しい。
それだけで試合が締まる。
済州DFは引いて守るのはいいんだけど、プレッシャーがかかってなくて相手の動きに合わせすぎ。
特にアドリアーノの1点目なんて、1人対4人で囲んでいるのに4人揃ってアドリアーノに間合い詰めずにズルズル引いてそのまま押し込みシュートみたいに決められて。
ガンバは明らかにアドリアーノだけ身体能力が異常かつ驚異的なボールフィットで粘り腰なのはわかってつはずなんだから、抜かれるリスクは置いといて詰めて詰めて気持ちよくプレーさせないのが基本のはずなんだけども。監督の指示不足ですね。
で、ガンバの攻撃陣は何だろう、あんまり見てて面白いもんじゃないというか、去年のセレッソの劣化版のような。
みんながアドリアーノを見てるのはわかるんだけど、アドリアーノと誰かのコンビネーションで相手を崩すってシーンがほとんど見受けられない。かといって、イグノさんと宇佐美と二川で崩していくわけでもなく。
それでもプレーの質の平均値が高いから勝てるのはわかるが、今のところは戦術はアドリアーノ状態としか。
宇佐美もほとんどドリブルで仕掛けるチャンスなかった。ちょっと波あるかなあ。
イグノさんに至っては普通のFWに成り下がってるし。あの驚異的得点力はなんやったんや。パスの場面で強引に持ちすぎること多すぎた。
あと面白かったのは、ガンバが交替の武井を前目の中盤で使ったこと。
遠藤明神が落ち着いてからだと思うけど、これは武井にも良いことかと。幅が広がれば面白い。でもって最高のミドルシュートも見れて元は取れた。