Jリーグチャリティーマッチ 京都サンガ VS セレッソ大阪
京都がどんな感じで変わっているのか見たくて、西京極へ。
雪交じりの天気。
もっと混んでいるかもと思ったが、5,421人の観衆が来場。
試合前から仙台、鹿島、水戸、栃木コールとニッポンコール。
今日は鳴り物は使わない様子。
それが新鮮に試合を見れた。たしかに寂しいけれど、
京都のサポ(レッズサポもいた)から、ガマンしきれずに後押しする声が上がる。
試合の流れに応じて、観客の声が上がるから、
一つ一つのプレーに対する反応がすぐにわかる。
それと、選手のコーチングも良く聞こえて楽しい。
茂庭がスローインでサイドづたいに縦に押し込めなんて、何だかラグビーみたいな発想だ。
あと、京都のディエゴさんが、レフェリーに日本語でクレームしてるのにも驚き。その辺もずっとチームにいる所以なのかも。
京都は明らかに変化していた。
大木監督の戦術なのかよく知らないが、一時期甲府を見た時のショートパスで崩すサッカーというか、まあとにかく1プレーに4人ぐらい絡んで行って、ある程度相手をいなすことはできるようになっている。
でも、結局トップ3人が相変わらず、この人がゴールを決めるって感じにはなってないのがもったいない。
ディエゴもあんまり引いてくることもなかったからバランスもそれなりだし、ドゥトラはJ2ではほぼ止められないくらいのスピード。
でも縦突破しかないのと、クロスの精度がイマイチだから、あまり怖さは伝わって来ない。それにしても、去年のバラバラな感じが受けないから、DFからバイタルエリアに行くまでの仕組みはしっかり出来ている。
一番の変化は、甲府からの秋本が3バックの手前で、ボールをさばいて行くこと。変なミスも少ないし、しっかり一度は前を向けるから、かつWボランチにしていないので、秋本がさばきさえすれば、両サイドで数的優位を作りやすそうに見えた。
ただまだ、守るときに、5バックにするのか、4バック気味にするのか、サイドは絞るのか絞らないのかとか、イマイチ決めてないように見えて、かつ両サイドハーフがあまり守備が上手い方ではないようだったので、前半はかなりサイドからセレッソに崩されていた。
そのサイドをえぐったり、ベッカム風クロスを何度も上げていたのが、セレッソの村田。初めて見たと思ったらルーキーなのか。でもって野洲高らしい。
とにかくスピードがあるのと、一番いいのはクロスの精度というか、体勢を崩しながらもある程度いいボールを上げられること。
たぶんこの選手交替枠には入ってくると思う。まあセンターでのプレイも落ち着けばスタメンの可能性もなくないと思うが。
セレッソってほんと10代20代の発掘はしっかりしてる。
セレッソの2点目ピンパオンのヘディングゴールは良かった。
中後からの後ろからのクロスを、空中でしっかり見ながらコースへ流し込んでいた。
この人にはしっかりラストパスさえあげればちゃんと決めてくれる感じがする。
乾、清武、マルチネス(募金箱持ってた)がいないから何ともだけど、今日の小松、ピンパオンが何となく真ん中で、乾、清武が飛び出して行くスタイルの方が、機能しそうだなーっって気がした。
試合後はTEAM AS ONE。
久しぶりのサッカーを心から楽しめた。