JFL後期第14節 松本山雅FC vs 町田ゼルビア
6000人超えのスタジアム。
しんどかったー・・・遠かったー。でも来てしまった。松本まで。
正直見に来るまでは、まあ松本が負けたとしても、別にまあ、衝撃的な敗北を目にしてもそれはそれで残酷なシーンだよね、なんて思っていたりもした。
でも、実際やっぱりなーんか見てると自然に応援してしまうという。
いやー町田ゼルビアも凄いサポですわ、期待通り。
松本でサポ合戦できるのは、町田と鳥取くらいやろうし。
試合は、うーん、序盤から山雅が受けてる感ありありで。
明らかに違うんです、あのSAGAWA戦やHONDA戦よりも。
全然、出足が悪い。
完全に相手の出方を受けての戦い方をしている。
気持ちはわかる。
そりゃ私も、あの町田の2トップは反則やと思いますし。
で、実際全然、SAGAWAやHONDAのFWとは格が違った。
松本山雅DFが追いつけない。当たりに行っても跳ね返される。
一番問題は、ポジショニングの妙としか言いようのないポジショニングに対応できなかったこと。
ほんとに、町田の勝又と木島が、ちょうど、4バックの隙間隙間に顔を出していくわけで。
そこに、ボールを入れられてからの、ダイレクトでの崩しで、簡単に真ん中が突破されていく。そんな中から、町田の勝又が真ん中でスルスルっと抜け出して1点目。
うーん。全然競り合いにもなってない、後手後手だから、相手との距離が詰まってないから、パスも動き出しも自由にされちゃったんだよ。
どっちかというとイイ繋ぎをしようとして、途中で奪われるのが松本。
町田はボールを奪ったら簡単に2トップに当てて、前の4人だけで攻めちゃいます、という感じで。
そのまま前半終了。
アルプスには雪が積もってる。
後半。ここ数試合のアウェイ戦では、負けていても、いきなりギアチェンジして勝ちきってきた松本。
でも今日はそれがなかった。前半と同じ受け手戦う方法。
これは見てる方としては、やっぱり何でなんってなる。
つーか前半見てて、あんまり守りきれるようには見えなかった。全然2トップに振りまわされてるし。
別に町田が積極的な展開をできてたわけじゃなかったんだし。
それでも松本はPKを獲得。
交代で入った木島が町田DFをかき回して、シュート打ったら、よく見るゴールライン上でDFがハンドして止めるっていう。でDFは退場。
いやいや凄いことになって来た!って思ったら、普通に止められてるし。
で、あーあってなってたら、すぐに取り返して、そのまま中へクロス。
どんぴしゃヘッドで同点!
これは勝ちきれるぞ!って見てたんだけど、10人相手に全然攻めきれない。何で10人になったら今度は、丁寧に繋げずに単発攻撃になっっちゃうのよ。
で、入りそうにないなー、って見てたら、また一発決められてしまった。
これは勝又が相手DFを置き去りにして縦突破、ゴールライン上まで来た勝又が折り返そうとしてたら、そのままゴール逆サイドに流し込んでしまった。
これは・・・キーパーのミスだと思います。
やっぱりニアを抜かれたらダメよね。
ここからも松本は諦めなかった。
というかサポーターは諦めなかった。
でも結局町田DFは崩れませんでしたね。
そのまま試合は終わってしまう。
町田の自信溢れる試合運び、2トップへの絶対の信頼感。
松本には決定的選手がいなかった。そしてこの日は枠へのシュートも少なかった。あとボランチからの繋ぎが全然出来てない。
やっぱり勝ちに行くなら、松本は須藤をボランチに上げてサイドへの展開とダイレクト視界を活かしたかった。
あと小林陽介を前半で下げたのもよくわからない。
キープできる(この日はボールが来ないからキープもできなかったけど)のはこの人くらいしかいないし、松本の中では今かなり得点嗅覚があると思ったんだけども。
もし変えるならポジションを変えてほしかった。
石川
DF 飯田 DF
木村 須藤 小林
弦巻 木島
今井 石田
こんな感じでサイドから崩して崩して、最後ボランチがミドルで終わるみたいな攻撃をしてほしかった。
結果論だけど、出足がよかったのは交代してきた選手ばかりだった。
そうか書いてみてわかったけど、松本は意思統一不足だったんかも。
勝点差は残り3試合で、7。
まあ普通に考えて無理だよね昇格。
でもサポーターは諦めてなかったなー。
奇跡よ起これ、でももう1年JFLでブッちぎり優勝しての昇格でもいいんじゃないかなと思えるほどの素晴らしいサポーター。
にしても町田凄いわ。でも町田の2トップ依存は何も変わってなかった。勝つしかなくて勝てるのは凄いことだけど、もっと楽しいサッカーも見たいと思ってしまうのは酷なことだろうか。
このチームのポテンシャルなら可能だと思ったアルウィンでした。
まあ勝又・木島のポストプレー見るだけでも今年のゼルビア残り試合見る価値はある。