J1 第25節 セレッソ大阪 VS アルヴィレックス新潟

スタジアム外で家長とすれ違う。
あっもしかしてイエロー累積か…。ていうかアドリアーノも欠場だし。なかなか大変だな。と思ってたら、ありゃ新潟もマルシオリシャルデスがいない…。もちろん矢野貴章も。うーんまさに飛車角落ち対決
。こういう時こそチーム力が出るんやろなー。てことで試合開始。


セレッソは家長の代わりに丸橋をシャドウに、トップは播戸。左サイドバックは石神。無回転シュート出るかな。

新潟はトップに大島で、サイドにおなじみ曹永哲

試合開始からどちらかと言えば、セレッソ主導権。1試合でやっぱり修正させるのはクルピ監督さすが。パスどドリブルのバランスがよかったし、シャドウが相手を引き付けてからの、逆サイドバックの上がりからクロスという展開も出来ていた。
マルチネスが常に一定のペースでキープするのが若干マンネリというか相手に引く時間を与えているように思えたかな。


今日も清武はキレていた。特にドリブルに自信が出ているというか、これまでは回りをきもちよくプレーさせていたのが、この日は強引なドリブルで2人は引きずっていくことも。時と場合だけど、このほうが相手に的を絞らせないだろう。パスの精度といい乾レベルに近づきつつある。あとはほんとに自分がシュートするエリアを見つけるだけだな。
少なくともロンドンのレギュラー候補は確実か。

乾はまたドリブルのキレが上がってきたかな。

丸橋も逆転弾決めたし及第点。

播戸はもう一点決定的チャンスを外してしまったのが痛いけど、得点シーンは素晴らしかった。アマラウがナックルシュートを打つ瞬間はオフサイドライン上に下がって、そこからは1人だけキーパー前に詰めていた。新潟の研究不足やね。アマラウのミドルはかなりの確率でキーパーがこぼしている。播戸は押し込むだけ。

やっぱり枠に飛ばせば何かが起こる。


セレッソの二点目だって乾の超スピードグラウンダーを小松が何とか膝か腰かに当てて枠に飛ばしたから、ポストの跳ね返りを丸橋が押し込めた。

クルピはやらないと思うけど家長をサブに置いてトップだけアドリアーノを戻しても面白そうな気がした。で手詰まりになったところで家長が鬼キープとスルスルドリブルを決めれば効果的かと。


新潟は間合いが甘かった。試合を通じて掴んでなかった。あれではシャドウにドリブルかパスかの選択を考える時間があって余裕が生まれるから、楽にゴール前まで繋がれしまう。

ルシオリシャルデスがいないから中盤で全くて言っていいほどタメが作れない。特にボランチの2人ともが持てないまま前にボールを送りこむから、人数が足りなくて攻めきれないし、基本サイドの曹くんばかりに回しても、曹くんにはセレッソも2人かけて待ち構えているから、なかなか崩しきれないようだった。

それでも新潟の同点ゴールの崩しはビューティフルで、曹くんがサイドで引き付けてから絶妙の飛び出し&丁寧なクロス、シュートは枠に行ってないにも関わらず大島に当たって入るというラッキーもあったけど、完全にサイドを攻略してのものだから見ごたえあった。たぶんその一瞬だけチームの意識が統一されたけど、その後落ち着くか逆転までいくかで迷ったような感じで、逆にセレッソにカウンターを決められた。

やっぱりセレッソに対しては、ある程度引いてスペースを消して、カウンターも人数かけずにシュート打って帰って来いという戦略が効果的な気がする。


それにしても同点にされても、そこから勝ちきれるあたり、なかなかにチーム力が上がってきてる。かなりギリギリの勝ちだったけど、こういう勝ち方をセレッソは積み重ねるしかない。リーグ中盤の絶好調のおかげで研究されてしまっただろうから。

10月末の豊田スタジアムまで今の勝ち点差でガマンできれば最後の5試合で何かが起こるかも。



それにしてもこの日の観客動員8000人。やっぱりメインスタンドのチケット代が高すぎる。後ろ半分はバックスタンドと同じくらいにしないと。せっかくのクリエイティブなサッカーがもったいないなー。