「名古屋劇場」 J１ 第１８節 名古屋グランパス VS 浦和レッズ①

結果から言うと、名古屋の３−１勝ち。

ライブとしては良質のエンターテイメント。

特に名古屋１点目のトゥーリオのド迫力ヘディングは最高！
ゴール裏で見てたのでより体感濃度高し。正直次のワールドカップでは次のステージを見せて欲しいと思わせる、試合を決定着けるゴール。

まあ、Jリーグの１位チームとしては、んー微妙というか、もっとできるよね、という感想。そんな試合。

前半はレッズのゲーム。

ほとんどグランパスは受身でたまに、サイドから金崎夢生の突破でチャンスを作る程度。

今日は柏木のボールタッチが多くて、ワンタッチで散らしていくことでリズムが生まれつつあるのがわかる。

ただポンテとのポジションかぶり問題だけがまだ解消しきれていない感もある。

ポンテか柏木がボランチラインまで下がってから展開しはじめる場合は、ボールが一度落ち着いて周りもよく連動していた。

これをもっと決め事として継続すべきでは。

それに合わせて一度、4人絡んだダイレクトパスで決定的チャンスも造れていた。

というかむしろこれを続けて精度高めることを一回極めないと、いろんな戦術を試すステージに進めない気がした。ようは、フィンケのサッカーをやりきってないわけで。

後半はほとんど名古屋なので先に浦和のまとめを。

今日もセンターバックからのビルドアップはほとんどできず、キーパーまで戻す回数が多すぎた。私がレッズサポならセンターバックの繋ぐ練習を死ぬほどしろよ！と言いたくなると思う。

結果論だが、やっぱり平川はハイパフォーマンスを魅せた。クロスの精度高し。

柏木・ポンテ共存は、柏木をボランチにするか、ポンテを控えにするかのどちらかにしたほうがお互い活きる気がする。

今日の浦和スタメン

　　　　　山岸
サヌ　スピノ　坪井　宇賀神
　　　阿部　細貝
　ポンテ　柏木　達也
　　　　　エジ

こんな感じになりませんかねえ。

　　　　　山岸
平川　阿部　スピノ　宇賀神
　　　柏木　堀之内
原口　　　　　　　　山田直
　　　達也　エジ

いや結局、阿部ちゃん−柏木−達也っていう軸をしっかりして、DFラインからつないでいくサッカーをやるべきだと思うんだよなー。
阿部ちゃんを殺す配置だけど、まずポゼッションのスタートを落ち着かせないと始まらないと思う。

それから、名古屋に3点目を取られた後、周りを叱咤する選手がいなそうに見えたレッズ。

トゥーリオ不在が明確に見えた。

数年前の鈴木啓太は闘将に見えたんだけど。