JFL 後期第3節 松本山雅FC VS アルテ高崎
一度行ってみたかったアルウィン。松本の球技専用スタジアム。
やっぱり結局試合のレベルは置いといても、サッカー専用スタジアムでみると楽しめてしまうという結論。
周りにはほんとに何にもなくて、よく毎試合4000人近く集めてるなあ…としみじみ。
試合も0−0だけど、何ともおもしろかったなあという感じで。
それはスペクタルなシーンがあったわけでなくて、ほんとに一進一退の試合で、かつお互い何回かは決定的チャンスを作っていたことが理由かも。
それから松本が試合終盤にしっかり押し込んで、ロスタイムゴールが生まれそうな予感をみせたこと。
そして、アルテ高崎がしっかりボールをつないで人も走る基本を最後まで徹底していたこと。
アルテ確かにイイチーム。
ちょっと今まで見てきたJFLの中堅チームとは違って、ほとんど意図の見えないロングボールを蹴らない。
かつ少なくともハーフラインより自陣側でボールを奪われることなくサッカーをやっている。
まあ全体のポゼッション自体は松本にあったけど、それでもしっかりと自信をもってプレーしていた。
穴になるポジションもなかったような。
両チームとも個人の技術やスピードはあまりなくてドリブル突破はサイドの選手が1、2回くらいだったような。
だから攻撃に変化はなくて守りやすそうにも見えた。
ただこれも他のチームと違って、両チームとも何回か真ん中からバイタルエリアでフリーになる動きでボールを受けていたから、あと少しで点になるかもなあという風に見れた。
松本山雅は、この試合で勝っていればかなり4位ラインも近づいたんだけど、モノが違うと感じた選手はセンターバックの20番須藤くらいだった。
この選手、たぶん中盤が本職っぽかった。上がって攻める余裕は本人にはあるけどあえて行かないようだった。これから今日のような競った試合を勝ちきるにはこの選手にジェラード的なポジショニングをさせることも必要だろーなあ。この人の終盤のオーバーラップは見ごたえアリ。
まあそれにしてもサポーターの声がデカスギるし。
スタンドの一般客の拍手のノリもいい。
凄いのはチャントのオリジナル率が高くて、替え歌ばかりだけど、やってて飽きないだろーなーって感じで。
スタジアムが少しすり鉢型になっているからサポーターの声や拍手が反響してほんとに背中を押してるみたいだった。
鳥取やら松本やら自治体がたまたま専用スタジアム作ってたかどうかってほんとに大きい。やっぱり陸上競技場だとここまでのムーブメントになってないんじゃないやろか。
Jリーグ昇格がかかったらまた訪れたい。